尿酸とは

尿酸とは

少し専門的な話になりますので、関心のない方はこの項目を飛ばして読んで下さい。

尿酸は食物などの「外因性プリン体」とATPや核酸の分解産物としての「内因性プリン体」から産生されます。腎臓・汗腺・消化管から尿酸が排泄されることで血清尿酸値は5-6mg/dLに維持されています。

尿酸産生量は約700mg/日であり、体外に排泄される尿酸の約2/3(約500mg/dL)は腎臓から排泄されます。

血清尿酸値は腎機能の低下とともに上昇し、女性では閉経後に上昇します。

尿酸は腎臓の糸球体で濾過された後、その90%が腎臓の近位尿細管で尿酸トランスポーターにより再吸収され血中に戻されています。

腎臓において、タンパク質と結合していない血漿中の尿酸は、糸球体濾過膜にて濾過された後、近位尿細管を中心に再吸収と分泌が行われ、水の再吸収も行われることから、腎臓の尿細管管腔内において血清尿酸値の約10倍程度にまで尿酸濃度は上昇することもあります。

尿中への酸の排泄が行われるため、尿pHは酸性になることが多く、尿酸は酸性で析出しやすくなるのです。特に痛風・高尿酸血症患者では、健常者に比べて尿pHは酸性に傾いていることが知られています。

以上のことから、腎臓において尿酸は析出しやすい環境にあり、高尿酸血症は尿路結石のリスクになりえます。

一方で、これまでの研究から尿酸には強い抗酸化作用があり、活性酸素を消去することで血管内皮機能の維持に働いていることがわかってきました。つまり、血清尿酸は細胞外においても抗酸化物質として働いているのです。

この事実は尿酸の生理活性の重要性を意味しています。

高尿酸血症・痛風の治療においては、尿酸について理解したうえで血清尿酸値を適切にコントロールする必要があります。
 

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