花粉症とは
症状は多様であり、くしゃみ、鼻水(鼻汁)、鼻づまり(鼻閉)、目のかゆみ、目の周りや結膜の発赤、涙が流れる(流涙)、襟足や顔面の赤み、かゆみ・腫れなどの皮膚症状、頭痛・微熱・倦怠感などの全身症状などが生じます。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、が花粉症の3大症状です。
特に目や鼻の症状は多かれ少なかれ必発です。
花粉症の診断で最も重要なのはアレルギー性鼻炎全般と同様に「問診」です。
診断の候補として、かぜによる鼻炎、血管運動性鼻炎、好酸球増多性鼻炎、などを考える必要があります。
2月から5月という季節から、かぜと判別がつきにくいという点に注意が必要です。
かぜ | 花粉症 | ||
くしゃみ | 続けて出るが1週間ほどでおさまる | 程度がひどく、花粉飛散中に繰り返す | |
鼻水 | はじめ漿液で、次いで粘膿液に変化する | 水性の漿液が多く、透明な粘液もある | |
鼻づまり | 一時的にある | 花粉飛散ピークになると繰り返す | |
目のかゆみ | ほとんどない | 通常、かゆみ、流涙を伴う |