緊急事態宣言中は胃カメラを自粛しています

新型コロナウイルス感染が拡大し、本年4月8日に緊急事態宣言が発令された状況をふまえて、現在、当院では上部消化管内視鏡(胃カメラ)を中止しており、新規の予約受付を自粛しております。

本年4月9日に日本消化器内視鏡学会が発表した提言によると、不要不急の胃カメラは延期もしくは中止するようにとのことであり、当院ではその提言にしたがっています

 

学会によると、胃カメラを延期もしくは中止する理由は以下の通りです。

・コロナウイルスの感染経路は飛沫感染、接触感染が基本とされています。

・消化器内視鏡検査にあたっては、特に経口・経鼻での検査では、患者さんの咳を誘発する場合もあり、エアロゾルなどによる医療従事者への感染も懸念されます。

・内視鏡検査室など密閉された空間で、高濃度の汚染されたエアロゾルに一定時間さらされた場合には、エアロゾルによってウイルスが運ばれることも高頻度で起こりうると考えられます。

糞便からのウイルス検出の可能性も指摘されており、大腸内視鏡検査における潜在的な感染リスクもあるとされております。

・以下に示す条件に該当しないローリスクの患者さんからのウイルス感染の報告も増加しているため、このような患者さんに対しては、検査をするべきかどうか慎重に検討したうえで、緊急性がなければ延期も含めて検討した方がよいと考えます。

・特に、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域においては、感染拡大を防ぎ、患者さんと医療従事者を守るためにも、少なくとも緊急事態宣言の期間中は緊急性のない胃カメラの延期もしくは中止を強く勧めます。

 

新型コロナウイルス感染におけるハイリスク患者さんの条件:

・風邪症状や37.5℃以上の発熱

・2週間以内の新型コロナウイルス患者さんやその疑いがある患者さんとの濃厚接触歴がある

・2週間以内の感染多発地域への渡航歴がある

・強い倦怠感や息苦しさ

・明らかな誘因のない味覚異常や嗅覚異常

・明らかな誘因がなく、4-5日続く下痢などの消化器症状

(上記の条件については、情勢や政府からの情報更新等に伴って改訂される場合がありますので、ご承知おき下さい。

 

当院では、緊急事態宣解除後の胃カメラ再開の時期については慎重に検討したいと考えています。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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