当院における高血圧の治療についてお知らせします

・ 以下、箇条書きになりますが、当院における高血圧治療の方針についてポイントをお示しします。

・ 現在、健診や人間ドックでは130/80mmHgが血圧の正常上限とされています。

・ 実際に診療を行う医療機関では140/90mmHgを血圧の正常上限としており、この数値を超えている場合に高血圧症と診断しています。

・ 当院では血圧の目標値を平均135/85mmHg以下に設定しています。

・ 血圧は日中で大きく変動します。自律神経(副交感神経と交感神経)のバランスにより、多くの人で起床時に高くなる傾向があります。

・ 当院では、自宅での血圧測定をおすすめしています。ご自身の血圧変動の幅と傾向を認識していただくためです。

・ 血圧計は肘で測定するタイプをおすすめしています。理由は、医療機関の血圧計が肘で測定するタイプであるためです。

1日2回、起床時および就眠前の血圧測定をおすすめしています。

・ 通院当初は毎日測定することをお願いしていますが、治療により血圧が安定してきた場合は週2-3回の測定でも充分であるとご説明しています。

・ 血圧測定の結果は記録に残すことをおすすめしています。当院からお渡しする手帳や、スマホの健康アプリ、患者さんご自身のノート、Excelなどで作成した表、など患者さんのお好みに合わせた血圧管理をおすすめしています。何より継続できる方法がベストです。

・ 受信時に血圧測定の結果を持参していただき、データによっては当院の電子カルテに保存しています。

・ 通院に関しては、初診時から当面は2週間に1回としています。治療により血圧が安定してきたら通院を1か月に1回に変更します。

・ さらに血圧が安定してきた場合は、通院を2か月に1回(年6回)に変更しています。

・ 高血圧症は、体重の変化にも関与するため、体重測定もお願いしています。

・ 高血圧症は動脈硬化のリスク因子です。

・ 当院では高血圧症の患者さんに、年1回頸動脈エコーを実施して動脈硬化の評価を行います。所要時間は5-10分程度です。宮竹院長が行います。左右頸動脈の血管壁の厚さ(IMTと言います)とプラークの有無を評価します。

・ 高血圧症は、他の生活習慣病を合併しやすい疾患です。脂質異常症(高脂血症、高コレステロール血症)、糖尿病高尿酸血症(痛風)脂肪肝(肝機能障害)、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、慢性腎臓病(CKD)、などです。

・ これらの生活習慣病が合併すると、動脈硬化がより進行しやすくなることが知られています。

・ これらの生活習慣病の合併の有無を評価するために、定期的に血液検査を行っています。採血の頻度は患者さんの病状によって決めています。

・ これらの生活習慣病の治療や定期的フォローも当院で可能です。

・ 他院からの転院を希望される方の診察も受け付けています。基本的には前の先生の治療内容(処方)を継続します。いつでもご相談ください。

健診結果や人間ドックの結果をお持ちの方は、ぜひご持参ください。治療方針の参考にさせていただきます。

 

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身体のことでお悩みでしたら、北区天神橋にある天神橋みやたけクリニックまで、まずはお気軽にお問い合わせください。

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