7. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の原因1
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の原因
・ なぜ呼吸が止まるのか?について説明します。
・ 睡眠中に呼吸が止まる、つまり無呼吸が起きる原因は大きく二つあります。
・ これにもとづいて、睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)は大きく二つに分類されます。
・ ひとつ目は、空気の通り道である上気道が物理的に狭くなり、呼吸が止まってしまう閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)です。
・ ふたつ目は、呼吸中枢の異常による中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)です。
・ 閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)について
・ のどや気道がふさがってしまうタイプです。
・ 上気道に空気が通る十分なスペースがなくなり、呼吸が止まってしまいます。
・ 当院のケースで言えば、胃カメラを鼻から行うときに発見することも多いです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)患者さんのほとんど、90%程度がこのOSAに該当すると言われています。
・ 上気道のスペースが狭くなる要因としては、のど・首まわりの脂肪沈着、扁桃肥大、舌根(舌の付け根)、口蓋垂(のどちんこ)、軟口蓋(口腔上壁後方のやわらかい部分)などによるのど・上気道の狭窄が挙げられます。
・ 続きます。