11. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の合併症
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)は、心臓病、高血圧症、糖尿病など様々な生活習慣病が合併するリスクが増えます。
・ 心臓病、高血圧症、糖尿病などで治療中の方が検査を受けてみると、睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)と診断されるケースもあります。
・ 睡眠は量的にも質的にも満たされていることが望ましいのですが、睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)によって適切な睡眠がとれていないと、身体全体に関わる生活習慣病の発症や状態の悪化に影響を及ぼすリスクがあります。
・ 具体的な原因はまだ解明されていないものもありますが、特に睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)による「間欠的低酸素血症」と「睡眠の分断による交感神経の亢進」の2つが大きく関与していると考えられています。
・ 2010年に日本循環器学会からガイドラインが示され、心臓疾患と睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)との関連が重要視されるようになりました。
・ 2014年には米国で、2019年には日本の高血圧治療ガイドラインで、睡眠時無呼吸が二次性高血圧の原因のひとつと位置づけられています。
・ 続きます。