21. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス):治療について
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に際しては、症状や原因など自分の状態に合った治療法を選択していただきます。
・ 多くの場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療とは長い付き合いになります。
・ だからこそ、治療を始める前に自分の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度を把握しておくこと、治療の意義を十分に医師と話し合っておくことが大切です。
・ 治療方法には、症状を緩和させるもの(対症療法)と、根本的にSASの原因を取り除くもの(根治療法)とがあり、いずれも個々の患者さんに合わせて最適な治療方法が選択されます。
・ 一概にどの治療方法が優れているということはなく、重症度や原因に応じた治療方法が適用されます。
・ 治療方法と合わせて生活習慣の改善も必要になります。
・ 肥満気味の方の場合は、首・喉まわりの脂肪が気道を狭くしている可能性がありますので、減量も治療の一環になります。
・ 鼻詰まりや鼻の症状などで鼻呼吸がしにくい場合には、鼻症状の改善に取り組む必要があります。
・ 次回からは、代表的な対症療法の「CPAP療法」「マウスピース」、根治療法の「外科的手術」の3つを紹介していきます。
・ 続きます。