23. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の治療:CPAP(シーパップ)1
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療のひとつであるCPAP療法は、現在欧米や日本で最も普及している治療方法です。
・ ”Continuous Positive Airway Pressure”の頭文字をとって「CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。
・ 閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)に有効な治療方法です。
・ CPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開いておくというものです。
・ CPAP装置からエアチューブを伝って、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。
・ 「鼻にマスクをつけて空気が送られてくる状況でちゃんと眠れるのかな?」と思われるかもしれませんが、医療機関で適切に設定された機器を使い、鼻マスクを正しく装着できているかどうかが重要なポイントとなります。
・ 治療は毎日のことなので、使い方でわからないことがあれば、コツをつかめるようになるまで医師や医療機関のスタッフや医療機器供給会社に相談してみてください。
・ CPAP装置は保険診療下で貸与されます。
・ 日本の保険医療制度では、CPAP装置を医療機関からレンタルして使用するのが一般的です。
・ 機器の保守管理やマスク・エアチューブなど治療に必要な消耗品の供給は、当院では医療機器供給会社が対応しています。
・ 続きます。