26. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の治療:マウスピース
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を歯科装具(マウスピース)で治療するケースもあります。
・ マウスピースは軽度な症状に適した治療法です。
・ マウスピースは「スリープスプリント」とも言われています。
・ 下顎を上顎よりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ方法です。
・ 作製は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)についての知識があり、マウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科医にお願いするのが良いでしょう。
・ マウスピースをつけて寝るだけ、と思うと手軽に思えるかもしれませんが、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではありません。
・ 中等症までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)に対しては比較的効果が見られやすい一方で、重症の方の場合には治療効果が不十分とされる報告もあります。
・ 重症度をきちんと把握し、医師とよく相談したうえで治療を始めるのが良いでしょう。
・ 保険診療の適用になるかどうかは歯科医にご相談下さい。
・ 続きます。