28. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の治療:舌下神経電気刺激療法
・ 前回の続きです。
・ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の新しい治療法として、「舌下神経電気刺激療法」という方法があります。
・ これは、鎖骨下に埋め込んだパルスジェネレーターが、睡眠中の呼吸に同期して微弱な電気刺激を与えることで、舌下神経を刺激し、舌の筋肉を収縮させる治療法です。
・ 舌下神経電気刺激療法は、CPAP治療に適さない、あるいは耐えられない中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の患者さんに対して行われます。
・ 舌を収縮させて前に出し、のどを広げて気道を確保することで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状を改善します。
・ ただし、現時点でこの治療法を行える医療機関は限られており、関西では奈良県立医科大学に施行した実績があります。
・ 続きます。