29. 睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス):まとめ
・ 前回の続きです。
・ 最後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)のポイントをまとめます。
・ いびきで気づかれることが多い。
・ 睡眠中に呼吸が止まっていることを他人に指摘されることが多い。
・ 患者さん本人が気づいていないことが多い。
・ 生活や仕事に支障をきたす症状が多い。
・ いびき、無呼吸、日中の眠気、集中力の低下、仕事中の居眠り(会議中、電車やクルマでの移動中など)、起床時の頭痛、睡眠の途中で目が覚める、熟睡感がない、体がだるい、など。
・ 働き盛りの肥満の男性に多い。
・ 生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病など)の合併が多い。
・ 動脈硬化が進むリスクになる。
・ 将来的に心血管イベント(狭心症・心筋梗塞・脳卒中など)をきたすリスクがある。
・ これまでに検査や治療を受けたことがない患者さんが多い。
・ 検査には簡易検査と精密検査がある。
・ 治療には、CPAP療法、マウスピース、手術、舌下神経電気刺激療法がある。
・ 治療としてはCPAP療法が行われているケースが多い。
・ CPAP療法は治療効果が高く、症状とデータの両方が改善することが多く、効果がわかりやすい。
以上となります。
これで、睡眠時無呼吸症候群(SAS / サス)の記事連載を終わります。
次回からは、「脂質異常症」の連載を開始する予定です。