5. 脂質異常症:診断
・ 前回の続きです。
・ 脂質異常症の診断では、血液検査でLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の値を調べます。
・ 以下の数値が一つでも診断基準に当てはまっていれば、脂質異常症と診断されます。
1) LDLコレステロール:140mg/dL以上 →高LDLコレステロール血症
2) LDLコレステロール:120~139mg/dL →境界域高コレステロール血症
3) HDLコレステロール:40mg/dL未満 →低HDLコレステロール血症
4) 中性脂肪(トリグリセライド):150mg/dL以上(空腹時採血)もしくは175mg/dL以上(随時採血)→高トリグリセライド血症
5) non-HDLコレステロール:170mg/dL以上 →高non-HDLコレステロール血症
6) non-HDLコレステロール:150~169mg/dL →境界域高non-HDLコレステロール血症
・ 上記は、日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症診療ガイド2023年版」から抜粋したものです。
・ 続きます。