19. 脂質異常症:頸動脈エコー検査 その2
・ 前回の続きです。
・ 頸動脈エコー検査は、首の血管である頸動脈に超音波(エコー)を当てて、血管の状態を画像として確認する検査です。
・ 動脈硬化の早期発見や、進行具合を把握し、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気が発症するリスクを推測することができます。
・ 検査の流れは次の通りです。
・ 首にエコーゼリーを塗ります。
・ プローブと呼ばれる小さなこぶしほどの大きさの医療機器を首に当てて動かします。
・ プローブを通してモニターに頸動脈が映し出されるので、映像を確認しながら左右の頸動脈の動脈硬化の程度を測定します。
・ 左右の頸動脈ともに、短軸像と長軸像を観察しています。
・ 当院ではmean IMTとプラークの大きさを測定しています。
・ 当院における検査時間は5~10分程度です。
・ 患者さんはあおむけに寝た状態で検査を受けていただきます。
・ 検査日は首まわりをすぐに開けられる、あるいは脱ぎ着がしやすい服装で受診していただくことをおすすめします。
・ 続きます。