20. 脂質異常症:食事 その1

・ 前回の続きです。

・ 脂質異常症に対する食事への取り組みはなかなかハードルが高いかと思われます。

・ 日常生活でイメージしやすいように、LDLコレステロール値の上昇を抑えるポイントをいくつか挙げてみます。

・ <食物繊維が豊富な食品をしっかりとる>:ニンジン、ゴボウ、キャベツ、コンニャク、ホウレンソウ、シイタケ・シメジ、ワカメ・昆布、大豆製品など。

・ <白米を玄米に変える>:毎日とる主食を玄米に替えることで食物繊維の摂取量を増やすことができます。パンのときには、ライ麦パンや全粒粉パンに替えるなど。

・ <炒め物などには、酸化しにくいオリーブ油を使う>:オリーブ油に含まれるオレイン酸は、不飽和脂肪酸のなかでも酸化しにくい特徴があります。炒め物や揚げ物などにオリーブ油を上手に活用してみましょう。

・ <肉ばかりにならないよう青背の魚を食べるようにする>:青背の魚には中性脂肪値を下げる効果のあるEPAやDHAが多く含まれます。肉を魚に置き換え、肉の飽和脂肪酸量を減らすことで、LDLコレステロール値が上がりにくくなります。

・ <動脈硬化予防にナッツ類をとるようにする>:ナッツ類のなかでもアーモンドやクルミは、食物繊維や抗酸化作用のあるビタミンEが豊富。またアーモンドにはオレイン酸が、クルミにはオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸が多く含まれます。1日10~12粒ほどを目安に食べるといいでしょう。

・ 続きます。

 

 

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