22. 脂質異常症:食事 その3
・ 前回の続きです。
・ 中性脂肪と食事について述べます。
・ 今からすぐにでも取り入れていただきたい食事のポイントをご紹介します。
・ 「糖質の多いものはひかえる」
・ 糖質を多く摂ると、血液中のブドウ糖(グルコース)が余り、結果として中性脂肪を増やします。
・ 「アルコールは適量を超えない」
・ アルコールが肝臓に入ると、中性脂肪の原料である脂肪酸を作り出す酵素の働きを高め、中性脂肪の生成を加速させてしまいます。
・ 日常的に飲酒する人は、ビールジョッキでは1杯、日本酒では1合までに抑えることを意識する、あるいは飲酒の頻度を少なくすることを心がけてみましょう。
・ 「オメガ3(n-3系)系不飽和脂肪酸を摂る」
・ 食物に含まれる脂質(脂肪酸)にはいくつも種類があります。
・ その中でも「オメガ3(n-3系)系不飽和脂肪酸は中性脂肪を下げる効果が期待できます。
・ 例えば、イワシやサバなどの青魚にはEPAやDHAが豊富に含まれています。
・ また、アマニ油やえごま油にはα-リノレン酸が多く含まれています。
・ 毎日青魚を食べる習慣のない人は、缶詰なども活用し、今よりもっと食べる頻度を増やしましょう。
・ アマニ油やえごま油は毎日小さじ1杯程度をサラダにかけて食べるなどして、意識的にオメガ3(n-3系)不飽和脂肪酸を取り入れてみましょう。
・ 続きます。