23. 脂質異常症:治療 その1

・ 前回の続きです。

・ 脂質異常症の治療は、生活習慣の改善が基本です。

・ 生活改善を1~3か月続けて、血中脂質の変化をみます。

・ 経過観察の中で思うように改善しない場合は、動脈硬化性疾患のリスクに応じて薬物療法を検討します。

・ 冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞などの動脈硬化性疾患の既往がある場合、また家族性高コレステロール血症(FH)と診断された場合には、重症化の可能性が高いため、すぐに薬物療法が開始されます。

・ ただし、薬物療法を行う場合にも生活改善は必要です。

・ それは、薬物療法のみよりも生活改善と組み合わせた方がより高い効果が得られるからです。

・ また、血中脂質のコントロール状態に応じて、薬の量や種類が調整します。

・このように 薬物療法を始めるタイミングはリスクによって変わります。流れをまとめると次のようになります。

・ 一次予防の場合(現状では動脈硬化性疾患がみられない場合)

1) 生活習慣の改善を1~3か月続ける。

2) 経過良好の場合 → 継続する。

3) 効果があまりみられない → 動脈硬化性疾患を発症するリスクが高くなる。

4) 生活改善+薬物療法 → 血中脂質の状態をみながら薬の量や種類を調整する。

・ 続きます。

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