花粉症(アレルギー性鼻炎)について:アレルゲン検査
花粉症(アレルギー性鼻炎)についてお知らせします。
・ 花粉症の季節になりました。気温が低い日や雨が降っている日は花粉の飛散量は比較的少なくなりますが、対策として花粉情報などを確認することをおすすめします。
・ 当院では、花粉症の原因検査としてアレルゲン検査を行っています。
・ その中でも、春の花粉症診断にスギやヒノキに加えて、ハンノキ・シラカンバの検査も行っています。
・ ハンノキとは、ブナ目カバノキ科で身近な公園から山地など日本各地に分布しています。
・ スギ花粉より早く1月から花粉を飛散して、春の花粉症の原因となる花粉です。
・ アレルギー性鼻炎患者さんにおける特異的IgE抗体検査(アレルゲン検査:採血で行います)での「ハンノキ陽性率」は、成人で約20%、小児で34~50%です。
・ 症状の特徴として、咽喉頭症状(のどの症状:のどの痛みやイガイガする感じ)や咳などもみられます。
・ ハンノキ陽性の人では、花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)を合併することがあります。
・ 花粉食物アレルギー症候群とは、花粉症に合併することが多い食物アレルギーで、口腔粘膜を中心に比較的軽い症状を発現します。
・ 成人ではカバノキ科花粉症の20~40%程度、小児では8~17%でバラ科果物(リンゴ・モモ)によるPFAS合併が認められています。
・ カバノキ科(ハンノキ・シラカンバ)に陽性の人は、花粉飛散時期にPFASも発症・悪化しやすくなります。
・ 花粉症(アレルギー性鼻炎)の診断でアレルゲン検査を希望される方は、天神橋みやたけクリニックにご相談ください。