禁煙にチャレンジすることを考えている方へ
ニコチン依存症今までに「禁煙しようと思ったのに、できなかった…」ということはありませんか?
それは決してあなたが悪いわけではありません。
喫煙してしまうのは、「ニコチン依存症」という病気が原因です。
タバコに含まれている「ニコチン」に、麻薬と同じくらい強い依存性があるからです。
当院は喫煙されているあなたを責めませんし、怒ったりしません。
「禁煙外来」であなたの禁煙をサポートしたいと思っています。
治療を受けると、かなりの確率で禁煙に成功します。
禁煙治療を保険診療で行う場合、自己負担で13000~20000円程度かかります。
日数としては12週間程度(約3ヶ月)かかります。
費用と時間はかかりますが、禁煙の効果は絶大です。
禁煙にチャレンジ禁煙から2週間~3ヶ月ほどで、肺の機能が回復します。
1ヶ月~9ヶ月で、咳や息切れが改善します。
心臓疾患や脳卒中のリスクが下がります。
肺がん、口腔がん、咽頭がん、食道がん、膵臓がん、膀胱がん、子宮頸がんになるリスクも下がります。
ここまで読んでくださった皆さん、この機会に自分と家族の健康のために禁煙にチャレンジしてみませんか?
一緒に「ニコチン依存症」を治しましょう。
当院の「禁煙外来」はあなたを応援し、サポートします。
禁煙に関心を持たれた方、すぐにでも禁煙を始めたい方、ぜひご来院ください。
「禁煙外来」の流れ
それでは、「禁煙外来」の流れをご説明します。
禁煙外来の初回診察については、特に予約は必要ありません。
禁煙外来の診察回数は、初回診察を含めて12週間で計5回です。
【禁煙外来1回目:初回診察】
1.受付時に現在の喫煙状況などについて問診票を書いていただきます。
2.問診票には、ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)による評価が含まれています。
3.診察で禁煙治療の保険適応について判断します。
以下の条件を満たして医師が必要と判断した場合は、12週間の禁煙治療を保険診療で行うことができます。
- 直ちに禁煙しようと考えていること
- スクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と認められること
- ブリンクマン指数(一日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
(例)一日20本で20年間喫煙→ブリンクマン指数:20本×20年=400 となります。 - 禁煙治療を受けることを文書により同意していること
(具体的には「禁煙宣言書」にサインしていただきます)
4.専用の機械で「呼気一酸化炭素濃度」を測定します。
「タバコを吸わない人」から「超ヘビースモーカー」まで5段階で評価します。
5.禁煙補助薬について説明を聞いていただいたうえで、あなたの生活に合わせた禁煙補助薬を選択します。
6.禁煙補助薬には2種類あります。薬によって治療のスケジュールが若干異なります。
- 直ちに禁煙しようと考えていること
- スクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と認められること
- ブリンクマン指数(一日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
(例)一日20本で20年間喫煙→ブリンクマン指数:20本×20年=400 となります。 - 禁煙治療を受けることを文書により同意していること
(具体的には「禁煙宣言書」にサインしていただきます)
7.「禁煙開始日」を決めて、「禁煙宣言書」を作成します。
8.禁煙補助薬を処方します。次回診察の予約をとります。
↓
【禁煙外来2回目・3回目・4回目】
1.スケジュールは以下の通りです。
禁煙外来2回目:初回診察から2週間後
禁煙外来3回目:初回診察から4週間後
禁煙外来4回目:初回診察から8週間後
2.禁煙の状況や効果などについて確認します。
3.「呼気一酸化炭素濃度測定」を行って、ニコチン摂取量を客観的に評価します。
4.禁煙補助薬の副作用について確認します。
5.次回診察の予約をとります。
↓
【禁煙外来5回目:最終診察】
1.初回診察から12週間後です。
2.禁煙の状況や効果などについて確認します。
3.「呼気一酸化炭素濃度測定」を行って、ニコチン摂取量を客観的に評価します。
4.禁煙補助薬の服薬は終了です。
5.禁煙を継続していけるように説明やアドバイスをさせていただきます。