医療関係者でワクチン接種が必要な対象者

医療関係者でワクチン接種が必要な対象者

B型肝炎ウイルス(HBV)は感染者の血液・体液が付着した環境表面から、わずかな傷を介して感染する可能性があります。

 

したがって、患者さんのからだや血液・体液が付着した環境表面に触れる可能性がある、全ての医療関係者がワクチン接種の対象者になります。

 

具体的には、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、歯科衛生士、視能訓練士、放射線技師、およびこれらの業務補助者や教育トレーニングを受ける人など、直接患者の医療ケアに携わる職種が対象になります。

 

また、臨床検査技師、臨床工学技士およびこれらの業務補助者、清掃業務従事者、洗濯・クリーニング業務従事者、給食業務従事者、患者さんの誘導や窓口業務にあたる事務職員、病院警備従事者、病院設備業務従事者、病院ボランティアなど、患者さんの血液・体液に接触する可能性のある職種もワクチン接種の対象になります。

 

医療機関の管理者には、施設内で上記の業務に携わる全ての医療関係者に対して、適切にB型肝炎ワクチンが接種されるような配慮が求められます。

 

常勤、非常勤、パートタイム、ボランティアにかかわらず、病院が直接雇用・依頼する従事者に対しては医療機関が責任を持って接種することが望ましいと考えられます。

 

教育・トレーニングの受け入れにあたっては、あらかじめ免疫を獲得するように推奨すべきであると考えられています。

 

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