B型肝炎ワクチンの効果が持続する期間

B型肝炎ワクチンの効果が持続する期間

国産のB型肝炎ワクチンを3回接種した48例を対象に、HBs抗体価の持続を調査した報告があります。

 

B型肝炎ワクチン3回接種4週後のHBs抗体価が高い人7名、中程度の人29名、低かった人12名の3グループに分けて、3回接種38か月後のHBs抗体価を測定しました。

 

3回接種後、38か月時点では、高反応者0名、中反応者4名、及び低反応者22名となり、さらに、3回接種4週後での低反応者12名を含む22名のHBs抗体価が陰転化していました。

 

3回接種38か月後のHBs抗体陰転化率は45.8%でした。

 

これに対して、HBe抗原陽性のB型肝炎ウイルス(HBV)キャリア妊婦からの母子感染防止を目的に国産のB型肝炎ワクチンを生後2、3、5か月後に3回接種した場合は、少なくとも13歳までの追加接種は必要無いという研究報告があります。

 

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