アレルギーや基礎疾患を持つ人への接種
予防接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことが明らかな人は「接種不適当」に該当しますが、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹など、アレルギー体質があるだけの場合は接種可能です。
接種不適当者は
1.明らかな発熱をきたしている人(当院では37.5℃以上としています)
2.重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
3.B型肝炎ワクチンの成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな人
4.その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある人
ワクチンを接種してはならないと定められているのは①~④に該当する人ですが、③以外はその状態が解消した後の接種を考慮します。
なお、B型肝炎ワクチン接種を受けた後30分間は急激な副反応が起こることがありますので、医療機関に残り、様子を観察することが望ましいとされています。
接種当日の入浴は可能ですが、注射した部位をこすらないようにします。
また、接種当日は接種部位を清潔にして、いつも通りの生活をして構いませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けていただいています。
万一、高熱やけいれんなどの異常な症状が出現したら速やかに医師の診察を受けて下さい。