ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)
当院の医師は日本ヘリコバクター学会の会員です。
当院はヘリコバクター・ピロリ(以下ピロリ菌)の治療に力を入れています。
ピロリ菌感染胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)の方は日本に3,500万人程度存在すると推測されています。
「ピロリ菌感染胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)を治療すること」、すなわち「ピロリ菌を除菌すること」の目的は、「胃がんを予防すること」です。
近年の研究で、「胃がんを予防する」ためには「できるだけ若い世代の方にピロリ菌除菌療法を行うこと」が有効であることがわかっています。
当院におけるピロリ菌治療の流れは以下の通りです。
患者さんによって検査のパターンが違いますので、ご自分にあてはまるケースを探してみてください。
何らかの胃の症状がある方
1.胸焼けする
2.胸やのどにつかえる感じがする
3.胃もたれがする
4.胃が重く感じる
5.みぞおちに痛みを感じる
6.胃のあたりに痛みを感じる
7.食欲が低下している
8.胃のあたりに違和感がある…等々
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当院を受診する
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胃カメラ(内視鏡)を受ける
1.鼻からでも口からでも検査をすることができます。
2.口からの場合、鎮静剤を注射して半ば眠ったような状態で楽に胃カメラ(内視鏡)を受けることもできます。
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慢性胃炎(萎縮性胃炎)を認めた場合、
胃カメラ(内視鏡)と同時にピロリ菌の迅速検査を受ける
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ピロリ菌陽性と診断された場合、1週間のピロリ菌除菌療法を受ける
1.除菌成功率90%以上です。
2.平成28年4月の時点で当院における除菌成功率は100%です。
3.除菌療法の詳細についてはこちらもご覧下さい。
人間ドックや健診において「ピロリ菌陽性」と指摘された方
1.採血や尿検査でピロリ菌抗体陽性と指摘された方
2.便検査でピロリ菌抗原陽性と指摘された方
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当院を受診する
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胃カメラ(内視鏡)を受ける
1.鼻からでも口からでも検査をすることができます。
2.口からの場合、鎮静剤を注射して半ば眠ったような状態で楽に胃カメラ(内視鏡)を受けることもできます。
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慢性胃炎(萎縮性胃炎)であることを確認する
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すでにピロリ菌陽性と診断されているため、1週間のピロリ菌除菌療法を受ける
1.除菌成功率90%以上です。
2.平成28年4月の時点で当院における除菌成功率は100%です。
3.除菌療法の詳細についてはこちらもご覧下さい。
人間ドックや健診のバリウム検査(上部消化管造影検査)において、 「慢性胃炎を認めるためピロリ菌の検査を受けてください」とすすめられた方
当院を受診する
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胃カメラ(内視鏡)を受ける
1.鼻からでも口からでも検査をすることができます。
2.口からの場合、鎮静剤を注射して半ば眠ったような状態で楽に胃カメラ(内視鏡)を受けることもできます。
↓
慢性胃炎(萎縮性胃炎)であることを確認する
↓
胃カメラ(内視鏡)と同時にピロリ菌の迅速検査を受ける
↓
ピロリ菌陽性と診断された場合、1週間のピロリ菌除菌療法を受ける
1.除菌成功率90%以上です。
2.平成28年4月の時点で当院における除菌成功率は100%です。
3.除菌療法の詳細についてはこちらもご覧下さい。
人間ドックや健康診断で胃カメラ(内視鏡)を受けて、 「慢性胃炎を認めるのでピロリ菌の検査を受けてください」とすすめられた方
当院を受診する
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ピロリ菌の検査を受ける(胃カメラ(内視鏡)は行いません)
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ピロリ菌陽性と診断された場合、1週間のピロリ菌除菌療法を受ける
ピロリ菌治療のポイント
1.除菌成功率90%以上です。
2.平成28年4月の時点で当院における除菌成功率は100%です。
3.除菌療法の詳細についてはこちらもご覧下さい。
4.日本には3500万人のピロリ菌感染者がいると推定されています。
5.多くの場合、「ピロリ菌を除菌すること」の目的は「胃がんを予防すること」です。
6.ピロリ菌感染胃炎に対する除菌療法を行うためには2つの検査が必要です。その2つとは、「ピロリ菌感染診断検査」によって「ピロリ菌陽性」と診断すること、および「胃カメラ(内視鏡)」により「胃炎」を認めることです。
7.除菌療法には1種類の「胃酸分泌を抑制する薬」と2種類の「抗菌薬」を使います。治療期間は1週間です。
8.除菌療法の副作用としては、軟便・下痢、味覚障害等があります。
9.当院では除菌療法が終了した8週間後に効果を判定するための検査を行います。この検査は胃カメラ(内視鏡)ではありませんのでご安心ください。
10.除菌成功後も年に1回の胃カメラ(内視鏡)を受けることが望ましいとされています。胃炎の程度によって胃がん発生のリスクが残っているためです。