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2019.01.06更新

脂質異常症自体は自覚症状を認めないことが多く、受診する機会としては、健診や人間ドックの結果をきっかけとすることが多いのが現状です。

家族が狭心症や心筋梗塞などの疾患を有するために心配になって受診するケースもあります。

家族性高コレステロール血症(FH)では、特徴的な皮膚所見を示すことがあるため、皮膚科から紹介されるというケースもあります。

狭心症、心筋梗塞や脳梗塞を発症後に入院時の血液検査で初めてわかることもあると思われます。

脂質異常症に対して当院で行う基本的な検査項目は次の通りです。

・年齢、性別

・自覚症状

・家族歴

・合併症

・既往歴

・服薬歴

・喫煙歴

・飲酒歴

・運動

・睡眠

・家庭血圧

・身長

・体重

・BMI:体重【kg】/身長【cm】2

・診察室血圧

・脈拍

・胸部聴診

・総コレステロール(TC)

・HDLコレステロール(HDL-C)

・non-HDL-C

・LDLコレステロール(LDL-C)

・血清クレアチニン(eGFR)

・血糖値

・HbA1c

・検尿

・安静時心電図

これらの検査結果により脂質異常症の評価を行います。

初診時の検査のポイントは、総コレステロール(TC)、トリグリセライド(中性脂肪:TG)、HDLコレステロール(HDL-C)、を10時間以上絶食後の空腹時に採血して測定をすることです。

当院ではLDLコレステロール(LDL-C)を直接法で測定します。

高リスクである家族性高コレステロール血症(FH)では、著明なLDLコレステロール(LDL-C)高値に加えて、アキレス腱肥厚による黄色腫や早発性冠動脈疾患(男性55歳未満、女性65歳未満)を伴うことが多いので、問診において家族歴を含めて綿密な病歴聴取が必要であると考えています。

当院では必要に応じて、アキレス腱の厚さを測定しています。

投稿者: 天神橋みやたけクリニック

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